• シュルレアリスム100年映画祭
  • 2024年11月23日(土)公開

    シュルレアリスム100年映画祭

    20世紀最大の芸術運動 シュルレアリスムの深遠なる世界へようこそ
    公式HP
    https://trenova.jp/surrealism100/
    上映時間

    11月23日(土)~12月13日(金)

    A『金で買える夢』80分
    B『皆殺しの天使』95分
    C『幕間』22分『貝殻と僧侶』39分
    D ブルトン ドキュメンタリー集
      『アンドレ・ブルトン あらゆるものにもかかわらず』27分
      『野性の目』25分
      『2003年3月31日、オテル・ドルーオ』11分
    E『マックス・エルンスト 放浪と衝動』100分
    F『謎の巨匠 ルネ・マグリット』139分
    G『トワイヤン 真実の根源』93分

    11月23日(土)
    11:00 D
    12:30 A
      & 岩崎宏俊さん(映像作家/美術家) アフタートーク
    11月24日(日)
    11:00 C
    12:20 F
      & 千葉真智子さん(豊田市美術館学芸員)アフタートーク
    11月25日(月)
    11:00 A / 12:40 E
    11月27日(水)
    11:00 F / 13:40 C
    11月28日(木)
    11:00 E / 13:00 B
    11月29日(金)
    11:00 B / 12:50 G

    11月30日(土)
    17:30 D / 18:50 G
    12月1日(日)
    17:30 F / 20:00 C
    12月2日(月)
    17:30 E / 19:30 G
    12月4日(水)
    17:30 F / 20:00 A
    12月5日(木)
    17:30 C / 18:45 F
    12月6日(金)
    17:30 D / 18:50 B

    12月7日(土)
    11:00 G
    12月8日(日)
    11:00 E
    12月9日(月)
    11:00 A
    12月11日(水)
    11:00 C
    12月12日(木)
    11:00 B
    12月13日(金)
    11:00 D

    ※11/26(火)・12/3(火)・12/10(火) は定休日です。

    当日券(1プログラム)
    一般 1800円 大学生 1400円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1100円 会員 1400円 学生・シニア会員 1100円
1924年10月。アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表。
ここに20世紀最大の芸術運動がはじまる。
それから100年。
その運動は、文学、絵画、映画、音楽、思想など広範な領域に影響を及ぼし、 その本質は今の時代にも受け継がれている。
シュルレアリスムとはいったい何か?その深遠なる世界を紐解く―

A 金で買える夢
 ジョーは家賃の支払いに悩む平凡な男。ある日、人の頭の中を見ることができる能力を持っていることに気づいた彼は、事務所を開設し、欲求不満や不安を抱える人々を相手にした“夢”のビジネスをはじめるが…。本編に登場する7つの夢は、マックス・エルンスト、フェルナン・レジェ、マン・レイ、マルセル・デュシャン、アレクサンダー・カルダー、ハンス・リヒターがそれぞれ原案を創作。シュルレアリスムや前衛芸術のオールスターが競い合うだけでなく、夢のパートの音楽にはジョン・ケージやポール・ボウルズも参加。若き日のスタンリー・キューブリックのエキストラ出演も。 (80分)

B 皆殺しの天使
 ある夜、ブルジョアの邸宅で晩餐会が催される。会がはじまると、使用人たちは次々と姿を消し、執事一人が残される。晩餐を終えた招待客は、客間に腰を落ち着かせるが、夜が明けても全員が帰る方法を忘れたかのように何故か外に出ることができなくなってしまい、ついには食料も底をつき…。人間の基本的な欲求が満たされなくなるにつれ、彼らの社会性は急速に崩壊していく。解読不能なイメージを次々と登場させブラックユーモアたっぷりにブルジョア達を描いた本作は、ブニュエルのメキシコ時代の最高傑作と称される。第15回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞。 (95分)

C ダダからシュルレアリスムへ
 『幕間』は、フランシス・ピカビアのバレエ『本日休演』の幕間に上映するために作られた、名匠ルネ・クレールによるダダイズムの短編映画。音楽は20世紀の音楽に多大な影響を与えたエリック・サティが担当。ピカビア、サティに加えて、マン・レイやデュシャンも出演。『貝殻と僧侶』は、歴史上初めてのシュルレアリスム映画。性的な欲望に取りつかれていく僧侶の妄想を幻想的に描いた作品。シュルレアリスムの詩人であり俳優としても知られるアントナン・アルトーの脚本をジェルメーヌ・デュラックが演出。ダダからシュルレアリスムに至る過渡期の2本を1プログラムで。(22分+39分)

D アンドレ・ブルトン ドキュメンタリー集
 シュルレアリスムを主導した詩人・作家であるアンドレ・ブルトンの活動の軌跡を追ったドキュメンタリー『アンドレ・ブルトン あらゆるものにもかかわらず』、彼が生涯をかけて集めたコレクションで満たされた伝説のアトリエの映像と彼の肉声によって、追い求めていたものに迫る『野性の目』、パリのオークションハウス「オテル・ドルーオ」で2003年に開催されたブルトンのコレクション展の開幕直前に展示室を撮影し、コレクション散逸前の全貌を記録した『2003年3月31日、オテル・ドルーオ』。ブルトンの思考、思想を深掘りする3つのドキュメンタリーを集めたプログラム。日本劇場初公開。(27分+25分+11分)

E マックス・エルンスト 放浪と衝動
 シュルレアリスム絵画の理論的支柱であり、フロッタージュやデカルコマニーといったオートマティスムの技法を駆使して多様な作品を創造した、変幻自在の画家・彫刻家マックス・エルンスト。ドイツ出身の彼は第一次大戦への出征、レオノーラ・キャリトン、ペギー・グッゲンハイムらとの恋愛や別れ、第二次大戦時の迫害と亡命、ブルトンとの確執など波乱の人生を送った。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞監督ペーター・シャモーニが、エルンストのインタビューや創作活動の貴重な映像、彼と30年連れ添ったドロテア・タニングや周囲の人々の証言などによって、その革命的な精神や創造的な思考に迫る。日本初公開。 (100分)

F 謎の巨匠 ルネ・マグリット
 シュルレアリスムを代表する画家の一人、ルネ・マグリット。「言葉とイメージ」の関係を探求し、絵画に哲学的要素を取り入れた彼の表現は、従来の美術の範疇にとどまらず、ポップアートやコンセプチュアルアート、広告デザイン、思想家などにも大きな影響を与えた。本作は、ベルギーでの幼少期から、デ・キリコの絵との出会い、パリのシュルレアリストたちとの交流、ブリュッセルでの国際的成功、第二次大戦期の苦境と戦後の新たな活動まで、マグリットの映像と作品もふんだんに使ってその足跡を追い、作風を移行させながら独自の世界を築いた彼の知られざる複雑な個性に迫る。日本初公開。(139分)

G トワイヤン 真実の根源
 チェコの近代絵画、シュルレアリスムを牽引したトワイヤン。本名はマリエ・アンナ・チェルミーノヴァー。人一倍の好奇心と探究心を持つ彼女は、大戦や共産党政権の台頭など激動の時代の中、芸術活動に取り組み、独自の表現方法を切り拓いた。サーカスや遊園地など娯楽のスケッチから始まる画家の道、画家・詩人のインジフ・シュティルスキーとの協業、「人工主義」の標榜、エロティシズムへの傾倒、シュルレアリスムへの接近、ブルトンやポール・エリュアールらとの親交など、彼女の人生、表現、内面世界について、丹念に掘り下げていく。日本初公開。(93分)(公式サイトより)

イベント情報

【アフタートーク】

11月23日(土)
12:30 Aプログラム終了後
    岩崎宏俊さん(映像作家/美術家) アフタートーク
11月24日(日)
12:20 Fプログラム終了後
    千葉真智子さん(豊田市美術館学芸員)アフタートーク

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