• 2024年6月22日(土)公開

    ジャック・リヴェット傑作選2024

    パリ、彼女たちの、愛。
    公式HP
    https://jacquesrivette2024.jp/
    上映時間

    6月22日(土)
    15:30 地に堕ちた愛
    18:40 彼女たちの舞台

    6月23日(日)
    15:30 パリでかくれんぼ
    18:40 地に堕ちた愛

    6月24日(月)
    15:30 彼女たちの舞台
    18:40 パリでかくれんぼ

    6月26日(水)
    15:30 地に堕ちた愛
    18:40 彼女たちの舞台

    6月27日(木)
    15:30 パリでかくれんぼ
    18:40 地に堕ちた愛

    6月28日(金)
    15:30 彼女たちの舞台
    18:40 パリでかくれんぼ

    当日券(1作品)
    一般 1800円 大学生 1400円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者 1100円 会員 1400円 学生・シニア会員 1100円

Jacques Rivette ジャック・リヴェット
 1928年3月1日、フランス北部の都市ルーアンに生まれる。49年にパリのシネマテークでフランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメールらに出会う。ロメールが主宰するシネクラブ・デュ・カルティエ・ラタン発行の機関誌「ラ・ガゼット・デュ・シネマ」に携わるものの、「カイエ・デュ・シネマ」誌の創刊に合わせ同誌は廃刊、以後「カイエ」誌にて多くの優れた映画批評を執筆。63年から3年間に渡って「カイエ」誌の編集長を務めている。映画監督としては49年に初の短編を、そして56年にはクロード・シャブロル製作で『王手飛車取り』を発表。60年に『パリはわれらのもの』で長編映画デビュー。以降、内容が反宗教的と判断され一時上映禁止となったアンナ・カリーナ主演の『修道女』(66)や12時間を超える長尺作『アウト・ワン』(71)、「不思議の国のアリス」に着想を得た『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(74)など、ヌーヴェル・ヴァーグの作家たちの中でも際立って独創性に溢れた作品を手掛ける。その後も『地に堕ちた愛』(84)、『彼女たちの舞台』(88)といった意欲作を発表、中でも第44回カンヌ国際映画祭で審査員グランプリを受賞した『美しき諍い女』(91)は我が国でも多くの観客を集めた。2000年代に入っても創作意欲は衰えず、『恋ごころ』(01)、『ランジェ公爵夫人』(07)などで瑞々しい感性を見せるも、2016年1月29日、パリにて死去。87歳没。

地に堕ちた愛 完全版
 ある戯曲を改作して上演していた女優のシャルロットとエミリーは、その戯曲の作者クレマンに呼ばれ、彼の邸宅で新作を演じることを提案される。しかしラストは決まっておらず、女性の役はひとつしかない。訳の分からぬまま1週間後の本番に向けて稽古を始めるふたりだったが、屋敷のいわくありげな住人たちと生活を共にするうち、演目と現実がリンクしていることに気づき始める・・・・・・。カメラはほとんど屋敷の敷地を出ることはないが、限られた空間を縦横無尽に使って繰り広げられる心理戦。幻視や幻聴、手品、忽然と“消えた”女の正体。いくつもの謎が散りばめられ、役割やパートナーは絶えず入れ替わり、リアルと虚構は曖昧になる。ジェラルディン・チャップリンとジェーン・バーキンというふたりのミューズを得たリヴェットの遊び心と実験精神満載の愛憎劇。 ※日本劇場公開時より51分長い完全版になります。

彼女たちの舞台
 女の子だけの演劇学校に通うアンナ、クロード、ジョイス、ルシアの四人組は、パリ郊外の屋敷で共同生活をおくっている。ある日、同じ演劇学校の生徒で、わけありの恋人がいるというセシルが不可解な犯罪に巻き込まれたとの噂が。同じころ、四人の彼女たちに謎めいた男がつきまとうようになって─。男の狙いは?犯罪の正体は?グレーに沈むパリの街。現実と虚構が交錯する、不安な空気がただようミステリーであり、心理ドラマでありながら、名キャメラマン、カロリーヌ・シャンプティエがとらえる官能的な色彩のコントラストに加え、等身大でキュートな彼女たちの衣装にインテリアと、さまざまなディティールも楽しく心踊る一作。演劇学校の先生役に、リヴェット作品に欠かせない名優ビュル・オジェ。主役を演じる女優たち五人の鮮やかな個性にも注目。

パリでかくれんぼ 完全版
 『セリーヌとジュリーは舟でゆく』『北の橋』『彼女たちの舞台』と、女性たちがパリを舞台に、ミステリアスな冒険に繰り出すさまを描くリヴェット監督。荷物に貼られる「こわれもの注意」、直接的には「高い・低い・傷つきやすい」の原題をもつ本作は、三人のヒロインが図書館へ、公園へ、クラブへ動きまわって、ある時はローラースケートで滑り、歌い、生き生きと舞うミュージカル!パワフルな不良少女ニノン、五年間の昏睡状態から目覚めたルイーズ、「本当の母親」を探しているイダ。そして、彼女らを結びつけるひとりの男・・・・・・。主演の女優たち三人も脚本執筆に参加した。音楽も主役のひとりである本作には、クラブ歌手役でシャンソン歌手エンゾ・エンゾ、そして『修道女』以来20年ぶりのリヴェット映画への出演となる、ヌーヴェル・ヴァーグの女神アンナ・カリーナも特別出演。魅惑の存在感を放っている。 ※日本劇場公開時より10分長い完全版になります。 ※チラシでは「日本劇場公開時より10分長い完全版になります」と記載しておりますが、「日本で販売されているVHSやDVDより10分長い完全版になります」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

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