• 2025年12月20日公開

    映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界

    魔法のような奇跡の映像が
     美しい夢のひと時へと誘う
    公式HP
    https://www.akaifuusen4k.com/
    上映時間

    12月20日(土)〜

    12/20(土)〜26(土)
     12:30 赤い風船4k&白い馬4k
    12/20(土)
     14:00 小さなロバ、ビム 4k
    12/21(日)
     14:00 素晴らしき風船旅行 4k
    12/22(月)
     14:00 フィフィ 大空をゆく 4k
    12/24(水)
     14:00 小さなロバ、ビム 4k
    12/25(木)
     14:00 素晴らしき風船旅行 4k
    12/26(金)
     14:00 フィフィ 大空をゆく 4k

    12/27(土)〜30(火)
     14:00 赤い風船4k&白い馬4k
    12/27(土)
     15:30 小さなロバ、ビム 4k
    12/28(日)
     15:30 素晴らしき風船旅行 4k
    12/29(月)
     15:30 フィフィ 大空をゆく 4k
    12/30(火)
     15:30 小さなロバ、ビム 4k

    ※12/23(火)、12/31(水)、1/1(木)、は休館です。

    ※1/2以降は詳細未定です。


    当日券(1作品)
    一般 1800円 大学生 1400円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1100円 会員 1400円 学生・シニア会員 1100円

 今回、『赤い風船4K』『白い馬4K』の公開を記念して、3作品の4Kデジタル修正版の一挙上映が実現した。日本初公開となるのは、ドキュメンタリーからキャリアをスタートしたラモリスの劇場長編映画監督デビュー作となる『小さなロバ、ビム』。北アフリカ、チュニジアのジェルバ島を舞台に、ロバと少年たちの愛らしい友情を描く。そして、祖父と少年の冒険旅行に胸が躍る『素晴らしい風船旅行』は、ヘリコプターに耐震装置を付けた「ヘリヴィジョン」を使用して撮影され、フランス全土の風景を気球に乗った主人公の視点で楽しめる。さらに、人間がもし鳥のように自分の翼で空を飛べたならという、人類の永遠の願いを映画化した『フィフィ大空をゆく』。初公開時は日本でも大ヒットを記録したロマンティック・ファンタジーだ。
 ラモリスが映画にしたのは、誰もが子供の頃に見ていた夢。映画館の暗闇の中、一瞬で子供時代へと送り込まれた私たちは、あの頃の希望と自由、遊び心とユーモア、そしてまっすぐな瞳を取り戻す。そんなかけがえのない映像体験こそが、ラモリスの起こした“奇跡”なのだ。

赤い風船
  パリの街を漂う不思議な赤い風船と出会った少年の物語
 ある朝、少年パスカルは学校に行く途中で、ふわりと宙に浮かぶ赤い風船を見つける。風船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていたのだ。放課後、風船を持って家へ帰り着いたが、窓から風船を放り出されてしまう。しかし、不思議なことに、風船は窓際にふわふわと浮いてとどまった。風船と友達になったパスカル。いじめっ子たちが、風船を我がものにしようと追いかけてくる。パスカルは風船とパリの街を逃げ回る・・・。
 パリ20区、アーティストが多く集うメニルモンタンが舞台。少年と風船の心の交流に優しさが溢れる。パリの街並みに映える赤い風船の色彩、CGや機械仕掛けでもない撮影技術が素晴らしい。 (35分)

白い馬
  南仏カマルグ地方、荒々しくも気高い馬と漁師の少年の友情
 南仏カマルグ地方に、白く美しい荒馬をリーダーにした野生馬の一群がいた。“白いたてがみ”と呼ばれる馬の存在は噂となり、牧童たちは野生馬を捕獲し始める。漁師の少年フォルコは、牧童たちの手から逃れた“白いたてがみ”を見つけ、ひっそりと近づき、手綱を握った。ひきずられながらも手綱を放さないフォルコに、馬は次第に心を許す。しかし、すぐに牧童たちに見つかり、フォルコは馬をなんとしても守ろうとするが・・・。
 カマルグは特異な自然環境が独自の生態系を育む大湿地帯で、国立自然保護地域に指定されている。実在する馬たちをモデルに作られた物語で、馬はこの神秘的な場所を象徴する存在。少年と馬の美しき友情に感涙。 (40分)

小さなロバ、ビム
  島一番の美しいロバと貧しくも優しい少年の物語
 はるか昔、東の国のある島。子供たちひとりひとりがロバを飼う習慣があった。ビムは最も美しいロバで、アブダラがその飼い主だったが、アブダラはとても貧しかった。意地悪な領主の息子メサウドは、美しいビムに一目惚れし、アブダラからビムを奪い取った。連れ去れたビムを取り返そうと、アブダラは勇敢にも領主の屋敷に忍び込むが、護衛に見つかり牢に入れられてしまう・・・。
 北アフリカ、チュニジアのジェルバ島で撮影。当初、商業性が薄いと却下されたが、詩人ジャック・プレヴェールに再発見され、ナレーションを追加し公開された。ロバと少年たちが愛らしく輝く、隠れた傑作。 (55分)

素晴らしい風船旅行
  祖父と少年の壮大な夢、空飛ぶ冒険の旅
 パスカルの祖父は学者で、気球を発明し、フランス中を旅する計画を立てていた。なんとしても冒険がしたいパスカルは、こっそりゴンドラにしがみつき、気球に乗り込む。北フランスのベテューヌを出発し、パリを通過、ブルターニュから南へ。次々と災難に見舞われるが、アルプスを越え、ニームで海水浴を楽しむ。しかし、闘牛場での一時着陸の際に、気球はパスカルひとりを乗せたまま空に上がり、みな大慌てする・・・。
 ヘリコプターに耐震装置をつけた「ヘリヴィジョン」を使用して撮影。パリをはじめ、フランス全土の風景を気球に乗った人の視点で楽しめる。『赤い風船』と同様に息子パスカルが主人公で、祖父と少年の冒険に心温まる。助監督にジャック・ドゥミが参加。 (84分)

フィフィ 大空をゆく
  天使に扮した泥棒とサーカスの女性とのロマンティック・ファンタジー
 フィフィは邸宅から時計を盗み、サーカス団に逃げ込む。支配人は彼を警察には突き出さず、鳥人間に仕立てようとする。背中に羽をつけ空中を飛ぶ危険な演目だ。団員のミミに一目惚れし練習をはじめたフィフィは、空中を飛べるようになり、天使のふりをして時計を盗みミミにプレゼントをする。しかし、ミミに想いを寄せる猛獣使いと喧嘩になり、サーカスは崩壊。警察の追跡がはじまり、フィフィは空高く舞い上がる・・・。
 人間がもし鳥のように自分の羽で空を飛べたなら・・。神話のイカロスの夢を再現。監督が12年間もアイデアを温めて製作した夢とユーモア溢れるロマンティック・ファンタジー。公開時には日本でも大ヒットを記録した。 (78分)(公式サイトより)

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