• 2025年10月18日公開

    映画批評月間 フランス映画の現在2025

    日本で上映される機会のないフランスの最新作、
    あるいは隠れた名作を紹介する特集「映画批評月間~フランス映画の現在」。
    公式HP
    http://jc3.jp/mdlc2025/
    上映時間

    10月18日(土)〜10月24日(金)

    10/18(土)
     17:40 ボルドーに囚われた女
     19:40 ビリー・ザ・キッドの冒険&ウニの陰謀
    10/19(日)
     17:40 ジムの物語
     19:40 走り来る男
    10/20(月)
     17:40 歓喜
     19:30 ブリジットとブリジット&黒い大地
    10/22(水)
     17:40 ビリー・ザ・キッドの冒険&ウニの陰謀
     19:30 ボルドーに囚われた女
    10/24(木)
     17:40 走り来る男
     19:20 ジムの物語
    10/25(金)
     17:40 ブリジットとブリジット&黒い大地
     19:30 歓喜

    ※10/21(火)は定休日です。

    当日券(1作品)
    一般 1800円 大学生 1400円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1100円 会員 1400円 学生・シニア会員 1100円

    特別企画

     10/23(木)19:20『ジムの物語』
      (上映前)作品紹介 (上映後)映画を語る会
      <ゲスト>ドロテ・リアルさん(アリアンス・フランセーズ愛知館長)

    ※当日席もございます。

2025年は、パトリシア・マズィ監督の初長編作『走り来る男』と最新作『ボルドーに囚われた女』、カンヌ国際映画祭をはじめとする映画祭や批評家たちから高く評価された日本未公開の3作品、また「知られざるヌーヴェル・ヴァーグの作家」リュック・ムレの作品を上映します。

【カンヌ映画祭が選んだ傑作!】

歓喜
 仕事熱心な助産師のリディアは恋愛で破局を迎えていた。同じ頃、親友のサロメが妊娠、共に出産までのときを過ごす。難産を乗り越えて新生児を取り上げ、名付け親となり、育児にも積極的に協力する。そんなある日、かつて一夜を過ごしたミロスと再会、孤独なリディアの小さな嘘はやがて人生を賭けた大きな事件へ広がっていく。(97分)

ジムの物語
 ジュラ山脈に囲まれ街サン・クロードで、心優しい青年エメリックはかつての仕事仲間フロランスと再会する。妊娠6カ月のフロランスと暮らすようになったエメリックは、生まれきたジムを自分の子のように育て、ふたりの間には強い絆が生まれる。しかし、ある日ふたりの前に実の父親クリストフが現れる。それはメロドラマの始まり、そして父親としての放浪と冒険の旅(ルビ:オデッセイ)の始まりであった。(101分)

【パトリシア・マズィ監督特集】
 パトリシア・マズィは、フランス映画の中でも、ユニークで力強いスタイルを確立している。アメリカ滞在中に出会ったアニエス・ヴァルダの庇護のもと、最初の短編をつくり、ヴァルダの最高傑作と評される『冬の旅』(1985)で編集を担当する。初長編監督作『走り来る男』以降、マズィは、激しい感情、あるいは断固たる決意をひめたヒロインを主人公としている。フォードとカーペンターというアメリカ映画の偉大なるふたりのジョンをこよなく敬愛し、広い空間と独特なロケーションを好み、階級闘争や、馬や牛といった動物への情熱、自然との関係を描きながら、彼女の映画は人間の紆余曲折する運命に光を当て続けている。最新作『ボルドーに囚われた女』ではイザベル・ユペールとアフシア・エルジ、ふたりの偉大な女優が演じる世代、階層の異なる女性間の友情、テンション、サスペンスが見事に描かれている。

走り来る男
 北フランスのある田舎町の農場。ジェラールは酩酊して火事を起こし、浮浪者が命を落としてしまう。10年後、美しいアニーと結婚し、娘もできて、立派に農場を経営するジェラールのもとに、出所した兄が戻ってくる。彼は復讐のために戻ってきたのか…。撮影はヌーヴェル・ヴァーグを支えた名匠ラウル・クタール。(87分)

ボルドーに囚われた女
 ボルドーのある屋敷に一人で暮らすアルマと、郊外に住む若い母親ミナ、二人の夫は同じ刑務所に留置されている。面会に訪れた刑務所で二人は出会い、波乱に満ちた、不可能な友情を育みはじめる。(108分)

【知られざるヌーヴェル・ヴァーグ リュック・ムレ特集】
 1937年パリ生れ。18歳で「カイエ・デュ・シネマ」に映画批評を寄稿し始め、フラーやウルマーらのB級映画を熱狂的に擁護。名著『俳優主義』や、ブニュエル、フリッツ・ラング、キング・ヴィダーについてのモノグラフを発表。1960年からは映画監督、1966年からは俳優、プロデューサー(自身の作品だけでなく、ユスターシュやデュラスの作品も)として活動。1965年に『ブリジットとブリジット』で長編デビュー。以後『密輸業者たち』『ビリー・ザ・キッドの冒険』他、傑作が続くが、1980年代に入ってからは短編製作に力を注ぎ、長編は『労働喜劇』(1988、ジャン・ヴィゴ賞)と「パルパイヨン」(1992)のみだったが、2000年代に三本の長編を次々に完成。2009年ポンピドゥーセンター、2021年にはシネマテーク・フランセーズ、2025年には回顧上映が開催されている。

ブリジットとブリジット
 ピレネー出身の女の子とアルプス出身の女の子が上京したパリで偶然出会う。同じ名前を持つふたりは意気投合し、一緒に大学生活を満喫しようとするのだが…。ムレは首都に到着した瞬間から、自分の生い立ちを忘れ、見知らぬ世界で受け入れられるために規範に従わなければならない若者たちを観察する。フラー、ロメール、シャブロルらが友情出演。ゴダールに「真に革命的な映画」と讃えられ、イエール映画祭で審査員特別賞を受賞した。(75分)

黒い大地
 道路がなく、ほとんど消滅しようとしているようなふたつの村、ピレネー山脈のマンテとアルプスのマリオーを探訪する。題材の深刻さと短編映画の遊び心との間に楽しいコントラストを生み出している。(19分)

ビリー・ザ・キッドの冒険
 ひとりでウェルズ・ファーゴの駅馬車を襲ったビリーは戦利品を運ぶのに苦労する。そんな時、ビリーはアンと出会う‥。ホークスを進んで参照しながら、砂漠、断崖、山道を舞台に、少人数のクルーとわずか6日で唯一無二のシュールな西部劇を撮り上げた。主人公を演じるJ=P・レオーは、この多義的な側面を持つキャラクターを演じることにより、それまでの役やイメージから離れ、俳優としての新たな可能性を示している。編集はジャン・ユスターシュ。(78分)

ウニの陰謀
 北フランスの石炭鉱山跡に残る“ボタ山”が、コロラド州のグランドキャニオンやエジプトのピラミッドと同じように、観光名所とみなされたらどうだろう。地理をこよなく愛するムレがフランスを旅する。(17分)(公式サイトより)

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