• 2025年9月20日公開

    オスロ、3つの愛の風景

    イングマール・ベルイマン、アキ・カウリスマキ、ヨアキム・トリア―に続く北欧映画の知られざる名手、ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督の長編作、日本初上陸!
    公式HP
    https://www.bitters.co.jp/oslo3/
    上映時間

    9月20日(土)〜

    9/20(土)
     15:10 DREAMS
     17:20 LOVE
    9/21(日)
     15:10 SEX
     17:30 DREAMS
    9/22(月)
     15:10 LOVE
     17:25 SEX
    9/23(火)
     15:10 DREAMS
     17:20 LOVE
    9/24(水)
     15:10 SEX
     17:30 DREAMS
    9/25(木)
     15:10 LOVE
     17:25 SEX
    9/26(金)
     15:10 DREAMSる
     17:20 LOVE

    9/27(土)
     13:00 SEX
     15:20 DREAMS
    9/28(日)
     13:00 LOVE
     15:15 SEX
    9/29(月)
     13:00 DREAMS
     15:10 LOVE
    10/1(水)
     13:00 SEX
     15:20 DREAMS
    10/2(木)
     13:00 LOVE
     15:15 SEX
    10/3(金)
     13:00 DREAMS
     15:10 LOVE

    ※10/4(土)以降は未定です。

    ※9/30(火)は定休日です。

    当日券(1作品)
    一般 1800円 大学生 1400円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1100円 会員 1400円 学生・シニア会員 1100円

ベストセラー小説家や図書館の司書といった異色の経歴を持ちながらも、長編映画デビュー作「I Belong」(英題/2012)や「Beware of Children」(英題/2019)がノルウェー・アカデミー賞(アマンダ賞)を席巻するなど、北欧映画界ではその確かな実力が評価されてきたダーグ・ヨハン・ハウゲルード。トリロジーとして発表した『SEX』で昨年の第74回ベルリン国際映画祭にてエキュメニカル賞を含む3部門を受賞、『LOVE』は第81回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品、そして『DREAMS』では今年の第75回ベルリン国際映画祭にてノルウェー映画初の金熊賞という快挙を成し遂げ、3作連続で世界中の注目を集めた。歴代の名匠たちに続く、北欧の知られざる名手ハウゲルード渾身の3作品が、満を持しての日本初劇場公開となる。

DREAMS
 恋に恋する少女の綴った手記が、思わぬ方向に一人歩きしていく―
女性教師のヨハンナに初めての恋をした17歳のヨハンネは、この恋焦がれる想いや高揚を忘れないように自らの体験を手記にする。そしてこの気持ちを誰かに打ち明けようと詩人の祖母に手記を見せたことから、物語は思いもよらない展開へと進み始める。
ヨハンネが経験するのは、誰もが一度は経験したことのある相手の一挙手一投足に対する期待や不安、過度な妄想、理不尽な嫉妬などあまりにも無垢な初恋。そしてその気持ちを秘密にしておきたい、でも誰かに共有したいという矛盾した思いが祖母や母を巻き込み、ヨハンネの手から離れた手記の行方が、モノローグで綴られる。娘の手記を見て、祖母は自らの女性としての戦いの歴史を思い出し、母は“同性愛の目覚めを記したフェミニズム小説”と称し、現代的な価値観にあてはめようとする。3世代で異なる価値観を持つ3人が初恋の手記を通して辿る運命はー。(110分)

LOVE
 愛することに不器用な大人たち―
  あらゆる“親密さ”を探求するロマンティック・ジャーニー

泌尿器科に勤める女性医師のマリアンヌと男性看護師のトール。共に独身でステレオタイプな恋愛を避けている。マリアンヌは友人から男性を紹介されるが、子どもがいる彼との恋愛に前向きになれない。そんな折、トールはマッチングアプリなどから始まるカジュアルな恋愛の親密性を語り、マリアンヌに勧める。興味を持ったマリアンヌは自らの恋愛の可能性を探る。一方トールは偶然フェリーで知り合った男性ビョルンを勤務先の病院で見かけー。
出会いが多様化した現代の恋愛観がリアルに映し出されており、主人公達は劇中に度々登場するフェリーのように本能と理性をゆっくり行き来しながら、しっくりくる“親密さ”を探す。愛することに不器用な大人たちが、静かな本音をさらけ出す、3作で最も優しく今を映し出した1作。(120分)

SEX
 ある日突然、男らしさを揺さぶられたら—
  “幸福の象徴” 煙突そうじ人が悩みに悩む異色コメディ

煙突掃除を営む妻子持ちの2人の男。ひとりは客先の男性との一度きりのセックスで新しい刺激を覚えるが、平然と妻にこの話をしたことで夫婦仲がこじれてしまう。もうひとりはデヴィッド・ボウイに女として意識される夢を見て、自分の人格が他者の視線によってどう形成されているのか気になり始める。良き父、良き夫として過ごしてきた2人は自身に起きた衝撃的な出来事により、自らの“男らしさ”を見つめ直していく。この出来事について語られる会話には「どこからが浮気か」「夢は現実にどんな影響を与えるのか」といった誰もが一度は考えたことのある普遍的なテーマが散りばめられている。また“セックス”や“セクシュアリティ”といったデリケートな話題を含みつつも、あっけらかんとした会話にはオフビートな空気が漂う。3作で最もコメディタッチな異色作。(118分)(公式サイトより)

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