• 2025年11月22日公開

    イメージフォーラム・フェスティバル2025

    映像アートの祭典
     映画と言葉 近く遠く
    公式HP
    https://www.imageforumfestival.com/2025/
    上映時間

    11月22日(土)〜12月5日(金)

    11/22(土) 13:10
     東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション1
    11/23(日) 13:10
     東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション2
    11/24(月) 13:10
     東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション3
    11/26(水) 13:10
     東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション4
    11/27(木) 13:10
     東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション5
    11/28(金) 13:10
     [特集]映画と言葉5:コレクティブ・モノローグ
    11/29(土) 19:20
     レカ・ブシ作品集+ヨーロッパ・アートアニメーション特集
    11/30(日) 19:20
     マシニマ特集:非現実領域をクルーズする
    12/1(月) 19:20
     [特集]映画と言葉3:ムエダ、記憶と虐殺
    12/3(水) 19:20
     フィルムメーカーズ・イン・フォーカス – 上岡文枝特集:記憶のイメージから内面のイメージへ
    12/4(木) 19:20
     女性作家とドキュメンタリー:リトアニアのパイオニアたち
    12/5(金) 19:20
     映画と言葉2:“見えざる手”を見つめる

    ※11/28(火)、12/2(火)は定休日です。

    特別鑑賞券(4プログラム券)
    (11/21(金)まで販売) 4000円(劇場窓口・数量限定)

    当日券(1プログラム券)
    一般 1500円 大学生 1000円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1000円 会員 1300円 学生・シニア会員 1100円

 1987年にスタートし、今年で39回目を迎える国内最大規模の映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル2025」が、9月27日(土)より東京、京都、名古屋の3都市で開催されます。

東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション1
初めの写真(ジェス・ラウ・ツィンワ / デジタル / 11分 / 2024 《寺山修司賞》) 「フェンスを越えれば別の世界に行けると思っていた」——。1978年8月、父は友人二人と二度目の逃亡を図った。距離にして200km、中国から香港を目指し三人は草叢を進み続けた。8月18日、遠くイギリスではスージー&ザ・バンシーズがプロテスト・ソング「香港庭園」をリリース。その朝、父は——。混沌の社会史の中に失われた個人史を紡ぎ出す。
霞始めてたなびく(山中 千尋 / デジタル / 5分 / 2025) 2月、大気が緩み里山には霧がかかる。幾層にも重なった色彩豊かなアニメーションがリズミカルに変容し、時に明度を変え、その季節の里山の移ろう風景がスクリーン上に鮮やかに再現される。「風景画によるアニメーション表現の探求」をテーマに制作を行ってきた作者の最新作。アヌシー国際アニメーション映画祭2025学生部門で上映。
敵意ある風景(ジャン・ハンウェン / デジタル / 59分 / 2025 《大賞》) 2021年10月、脱北者チュ・ヒョンゴンが吉林省の刑務所から脱獄した。チュは40日間の逃亡の末、豊満ダム近くで警察から銃撃を受けて負傷、拘束される。北朝鮮から中国の旧満州国に跨る地域を横断して逃亡した男の足跡を追いかけ、いまなお容易に触れることができない東アジアの近代史に迫ろうとする風景映画。

東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション2
トランス(女尼子 / デジタル / 12分 / 2025) 両親との関係や性アイデンティティの問題など、作者の経験をもとにした荒々しいタッチのアニメーションが展開される。それは主観的なつらさであると同時に、自身について語ることの苦しさの表れでもある。独特なテロップは湖南省に伝わる女性文字とのこと。魯迅の小説に登場する女性・祥林嫂に捧げられているのも興味深い。
ジョーカーの目(ラウ・ゲンユー / デジタル / 13分 / 2025 《優秀賞》) カジノ観光産業が市民生活に多大な影響を及ぼす、”東のラスベガス” マカオから届いた幻惑の映像詩。流れ行く現代マカオの都市風景をバックに、画面を占有するのは観客の目を欺くがごとく披露されるトランプマジックだ。カジノから蹴り出された “ジョーカー” の目を通して描かれる、美しく皮肉に満ちた幻想都市のおとぎ話。
カラス(野坂 睦斗 / デジタル / 5分 / 2024) アニメーションらしい独創的な作品だ。電柱に一羽の大きなカラスが止まっていた。少年が見上げていると、どこからか声が聞こえた。カラスだった。カラスは少年の前に真っ白なフンを落とし、その飛び散った形を「これは星だ」と言った–––。文明批判とも取れる寓意を含んで展開。少年は「汚い」と思ったフンを “星”に見えるようになるのだろうか?
ゴブリン・プレイ(ユ・チェ / デジタル / 47分 / 2025) 主人公の女性は精霊に取り憑かれた役のオーディションを受けている。だが、彼女が語っている言葉は誰のものなのか。物語は多層化され、時間は交錯し、トリックが隠されている。やがて意識を奪われた人間のように、映画が語る”真実”が曖昧になっていく。1作ごとに語りの実験を深化させている韓国の新鋭ユ・チェの最新作。

東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション3
台風(MT / デジタル / 13分 / 2024) 2022年7月1日。香港のとある日常的な街角。しかし徐々に風のうねりが強くなっていき、ラジオの音声が台風の襲来を告げる。その日は香港がイギリスから中国へ返還されて25年の記念日なのだった。式典の断幕が風に波うち、出席者たちは雨に打たれる。2022年に中国南部を襲い、12名の死者を出した台風上陸の日、そして香港の新たな歴史的な日の記録。
dipolar bipolar(リ・ゼンカイ / デジタル / 9分 / 2025) “私”の頭の中には石が詰まっている。そして、夜の訪れとともに現れる怠け者の猫と、昼間にやってくる活力に満ちた犬が住み着いていた。猫と犬は相反するが同時にも存在して、一番の問題は猫だった–––。作者自身が患う躁うつ病の相反する症状に悩まされる生活を、アニメーションで寓話的に表現。カラフルな色彩でポップに活写する!
正しいの反対は左(ヨンハ・ジェームズ・ファン / デジタル / 11分 / 2025) 日本語学校に通う作者は、利き手の右手を怪我して、左手で日本語の書き取り練習をしている。右手が書き慣れた韓国語に対し、左手はたどたどしく正しくない。日本語学校の友人たちと過ごす束の間の休日。焦燥と安心の狭間を激しく揺れ動く映像に、母国語で語る詩が重なり独自のリズムを生み出す。日記映画の新たなアプローチ。
分身考(ワン・モーウェン / デジタル / 35分 / 2024 《優秀賞》) パンデミックを機に考古学博物館の学芸員として働き始めた海神の巫女。「科学的認知は、単に集合的な主観なのではないか」の問いを胸に、近代性と習俗を、同時にそれぞれ“分身”として生きることを選んだ主人公を描く。作品も真実/虚構が同時に存在するドキュ/フィクション構造だ。『三位一体』でIFF2021大賞を受賞したワン・モーウェンによる新作。

東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション4
母、長く赤い夜(若林 みちる / デジタル / 15分 / 2025) 1945年3月10日の東京大空襲の惨劇を証言によって語る。中心となるのは、4歳の息子の手を引き、8ヶ月の双子の娘たちを背負って猛火から逃れようとした、当時24歳だった母の語りだ。証言は「東京大空襲・戦災史」(同編集委員会編/1973)他から抽出。母が逃げ惑った現在の東京の川面や公園の映像が、その歴史を包み込んでいるようで胸に迫る。
裏切者(施 聖雪 / デジタル / 11分 / 2025) 家族をめぐる妄想譚のようなアニメーションである。“私”の語りで進行する。母は“私”を「裏切者」と呼んだ。祖母は蜘蛛に変身し、絶え間ない苦難で巣を張っていた。ちぎられた指や、床や体を這う無数のカタツムリ–––。“私”の前に現れる不穏なイメージに満ちた本作は、女性に生まれた宿命とは何かを問いかけて展開する。
炭鉱奇譚(ソン・チェンイン、フー・チンヤ / デジタル / 30分 / 2025 《優秀賞》) かつて炭鉱業で隆盛した台湾北部の山間地・侯硐(ホウトン)。その昔、周囲の洞窟には多くの猿が生息したが、人間により抹殺されたという。過酷な炭鉱労働の記憶が生者の証言を通じて静かに紡がれると、やがて土地に息づく死者たち、そして霊/神なる存在が詳らかになる。美しい映像で描く、イマジネーションに満ちたドキュメンタリー。
普通の生活(水尻 自子 / デジタル / 10分 / 2025) ドラマチックなストーリーがあるわけではないが、吸引力が光るアニメーションである。犬と散歩する、指輪を指にはめる、長い髪を掻き上げる–––繰り返されるなんでもない行為が、柔らかなタッチ、淡い色彩で描かれ、ゆったりとしたテンポで、少しずつミステリアスに変化していく。2025年のベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞。

東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション5
バンコクでゴーストになる方法(ジャオ・ジン / デジタル / 10分 / 2025) “ゴースト”とは突然連絡が途絶え無視する状態を指すスラング。バンコクへの旅行中に恋人と音信不通となり時間を持て余した主人公は幽霊のように街を彷徨い始める。スマートフォンの画面や絵文字など現代的なコミュニケーション・ツールをアイロニカルに盛り込みつつ、コマ撮りや再撮影を駆使して、観光ビデオ的な映像を詩的に昇華!
Goodbye Waves(ヨウ・ズイカン / デジタル / 8分 / 2025) 海辺でタバコを吸う一人の男。化粧をし、二人分の食卓の準備をして部屋で一人誰かを待っている様子の女。待ち人は現れない。いつしか彼女は恋人と過ごした時間を回想するのだが–––。暗い色調のなかにあってマカロンカラーの色遣いが印象的なアニメーションだ。繊細なサウンドデザインで、切なく詩的に一つの“別れ”を描き出す。
昌慶(イ・ジャンウク / デジタル / 18分 / 2024) 現在はソウルの観光名所として人気の朝鮮王朝の古宮・昌慶宮。1418年建立の昌慶宮だが、日本統治下の1909年に動植物園が作られ一般開放された–––。本作はこの動物園で起こった痛ましい歴史を回顧し、対比的に葉脈や枝葉等の映像を重ねていく。2025年ベルリン国際映画祭でインスタレーション版が展示された。作者は自家現像等“手作り制作”の韓国の第一人者。
私の横たわる内臓(副島 しのぶ / デジタル / 11分 / 2024 《SHIBUYA SKY賞》) 生きた黄金虫や肉塊、大量な稲穂、籾殻などが装置として見事に融合された人形アニメーションである。謎めいた洞窟が舞台。稲穂の中から出てきた人形の眼前に現れたのは、集団で肉塊を踏む人形、縄跳びをする人形、果物を運ぶ人形等々が織りなす世界だった–––。命のない人形が、自然界の生物に共鳴して、魂を与えられたかのように動き出す異色作。
物語はまた刻まれる(レイ・レイ / デジタル / 25分 / 2024) 世界文化遺産にも登録されている揚州の木版印刷を題材とし、伝統を支える女性職人の個人史を交えて描く。トイカメラや8ミリの質感をいかしたり、フィルムに木版を転写したりと工芸の世界にビジュアル面からもアプローチしている。アニメーション作家で、近年では実験的なドキュメンタリー作品も手がけるレイ・レイの作品。

[特集]映画と言葉5:コレクティブ・モノローグ
コレクティブ・モノローグ(ジェシカ・サラ・リンランド / デジタル / 104分 / 2024)  人間と動物の間の静かな “協同的モノローグ”。優しさと複雑な思考が同居する瞑想的作品。
アルゼンチンの動物保護センターにおける動物とケアテーカーの親密なやりとりを16ミリフィルムで端正に記録したドキュメンタリー。人間―動物の異種間コミュニケーションの繊細な豊かさを映し出す一方、“動物園”という制度にまつわる労働、搾取、ジェンダーの問題、そして人間の自然界に対する植民地主義という側面が背景に浮かび上がる。

レカ・ブシ作品集+ヨーロッパ・アートアニメーション特集
シンフォニー No.42(レカ・ブシ / デジタル / 10分 / 2014年 ハンガリー)
LOVE(レカ・ブシ / デジタル / 14分 / 2016年 ハンガリー+フランス)
インターミッション(レカ・ブシ / デジタル / 5分 / 2022年 ハンガリー)
ソーラー・ウォーク(レカ・ブシ / デジタル / 21分 / 2018年 デンマーク)
カプリチオ(ガーボル・ウルリッヒ / デジタル / 5分 / 2025年 ハンガリー)
シュタンプフェルの夢(トマス・レノルドナー / デジタル / 12分 / 2025年 オーストリア)
  気鋭のアニメーション作家、レカ・ブシ特集+最新のヨーロッパ・アートアニメーションのショーケース。
 ハンガリー出身のアニメーション作家レカ・ブシ。SFやマジック・リアリズムのエッセンスを散りばめつつ、シュールで神秘的なその独自のアニメーションスタイルで、ベルリン国際映画祭、オタワ国際アニメーション映画祭等、主要映画祭で続々とノミネート。気鋭のアニメーション作家の日本未公開の初期作を含む4作品と、彼女が審査員を務めた今年のアヌシー国際アニメーション映画祭での上映作品から2作品をセレクトし上映。最新のヨーロッパのアートアニメーションを展望する。

マシニマ特集:非現実領域をクルーズする
Interchange(佐藤瞭太郎 / デジタル / 9分 / 2024 日本)
スプーンはない(ナタリー・マクシモワ / デジタル / 16分 / 2021(イギリス)
Rabu Rabu(ツイ・ホーラム / デジタル / 19分 / 2023(香港)
Sightjacking(2girls1comp / デジタル / 10分 / 2025(イタリア+スイス)
ニュー・オールド・ホームランド(谷口暁彦 / デジタル / 25分 / 2025(日本)
アウトレット(佐藤瞭太郎 / デジタル / 12分 / 2025(日本)
  現実と非現実の狭間で遊戯する。新たなアヴァンギャルド?ゲーム+映画=マシニマの世界。
 ゲームの世界を新たな映画のフロンティアと考え、ゲーム・エンジンをヴァーチャルなレディメイドとして作品世界を構成し、そしてまたゲーム文化からインスピレーションを受けて制作する映像アート“マシニマ”。2023年ドイツのオーバーハウゼン短編映画祭でマシニマ大特集が組まれた際の出品作家とキュレーターを招き、この比較的新しい映像表現の動向を紹介する。

[特集]映画と言葉3:ムエダ、記憶と虐殺
ムエダ、記憶と虐殺(ルイ・ゲーハ / 35ミリ(デジタル版) / 80分 / 1979)  シネマ・ノーヴォの旗手、ルイ・ゲーハによる植民地時代の虐殺の記憶を革命の祝祭へと転化させる、近年デジタルリマスター化された歴史的作品。
 1960年6月16日、ムエダにおいてポルトガル軍が抗議する市民に銃口を向け600人以上が虐殺された。モザンビークの歴史において反植民地闘争の嚆矢となった事件を、独立後にムエダのその地で再演したルイ・ゲーハの映画作品。モザンビーク初の長編映画とされ、脱植民地の過程で重要な役割を果たした政治映画の傑作を日本初公開。

フィルムメーカーズ・イン・フォーカス – 上岡文枝特集:記憶のイメージから内面のイメージへ
日曜日の夕方(16ミリ(デジタル版) / 6分 / 1992)
親不知(16ミリ(デジタル版) / 7分 / 1993)
冬虫夏草(16ミリ(デジタル版) / 26分 / 1994)
隕石(16ミリ(デジタル版) / 10分 / 1994)
風に、なりたい(16ミリ(デジタル版) / 15分 / 1996)
あたたかい森(16ミリ(デジタル版) / 29分 / 2000)
  日常の風景から紡ぎ出される生と死にまつわる根源的なイメージ。
 上岡文枝は『親不知』でイメージフォーラム・フェスティバル奨励賞(1993)、『冬虫夏草』で審査員特別賞(1994)を受賞。1990年代の女性映像作家台頭期を代表する作家のひとりで、多摩美術大学で多くの才能を育てた鈴木志郎康門下でもある。彼女の作品は、祖母の姿や実家の日常の風景を被写体とし、記憶のイメージを膨らませていくところから出発。その視線はしだいに日常を離れて自身の内面へと掘り下げられ、独自の幻想世界を紡ぎ出していく。

女性作家とドキュメンタリー:リトアニアのパイオニアたち
人柄の芽生え(アンタニナ・パヴロワ / 35ミリ(デジタル版)/ 10分 / 1967 リトアニア・ソヴィエト社会主義共和国)
ひとりの地元民(ディアナ&コルネリウス・マトゥゼヴィチェイ / 35ミリ(デジタル版)/ 26分 / 2001 リトアニア)
ヴィーナスと一匹の猫(ヤニナ・ラピンスカイテ / 35ミリ(デジタル版)/ 24分 / 1997 リトアニア)
ベアトリーチェ(ヤドヴィガ・ズィナイダ・ヤヌレヴィチューテ / 35ミリ(デジタル版)/ 15分 / 1968 リトアニア・ソヴィエト社会主義共和国)
毎夜夢を見る(ビータウテ・パイェディエネ / 35ミリ(デジタル版)/ 10分 / 1979 リトアニア・ソヴィエト社会主義共和国)
ヌード(ヤニナ・ラピンスカイテ / 35ミリ(デジタル版)/ 24分 / 2000 リトアニア)
  女性から女性たちへの目線。旧ソ連時代から独立後にかけて活躍したリトアニアのドキュメンタリー作家の特集。
 リトアニアの民間映像アーカイブ/ライブラリー、メノ・アヴィリス(Meno Avilys)が近年修復保存を手がけている女性作家の作品シリーズ。子供たちやヌード・モデル、織工など様々な社会的地位の女性たちをそれぞれの作家たちが独自の視点で捉える。個人的、詩的、物語映画とのハイブリッドなど様々な手法が試みられていることが分かるアンソロジー。

映画と言葉2:“見えざる手”を見つめる
一部を喪くした(チャン・ハウチュン / デジタル / 30分 / 2022 香港)
同志(マウク カム ワー / デジタル / 15分 / 2023 ミャンマー)
愛が炸裂するに身体は衝撃を求む(ワッタナプーム・ラーイスウィンチャイ / デジタル / 22分 / 2024 タイ)
スピリット・レベル(タイキ・サクピシット / デジタル / 21分 / 2024 タイ)
  映像は視覚メディアでありながら、“見えざるもの”も取り込む力がある……。政府の弾圧によるトラウマの痕跡を見つめるプログラム。
 タイ・香港・ミャンマー。言論および表現が抑圧され、抵抗の声を上げる人間が抹消されたあと、残されたものから映画は何を拾い出し読み取るのか。バンコク実験映画祭をはじめタイのインディペンデント映画シーンのオルガナイザー、ウィーワット・ルートウィーワットオンサーによるセレクションを上映。 (公式サイトより)

Pagetop