• 2025年7月5日公開

    ラウラ・シタレラ監督特集

    響きあう秘密
    公式HP
    http://trenquelauquen.eurospace.co.jp/laura-citarellas-retro/
    上映時間

    7月5日(土)~7月11日(金)
    7/5(土)&9(水) 14:40
    オステンデ
    7/6(日)&10(木) 14:40
    ドッグ・レディ
    7/7(月)&11(金) 14:40
    詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く

    7月12日(土)~7月18日(金)
    7/12(土)&16(水) 19:50
    詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く
    7/13(日)&17(木) 19:50
    オステンデ
    7/14(月)&18(金) 19:50
    ドッグ・レディ

    ※7/8(火)・15(火)は定休日です。


    当日券(1作品)
    一般 1800円 大学生 1400円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1100円 会員 1400円 学生・シニア会員 1100円

『トレンケ・ラウケン』公開を記念してラウラ・シタレラ監督の全長編作品を特集上映します。エル・パンペロ・シネ常連の役者やスタッフとシタレラが作り上げたこのサーガでは、個々の作品の謎めいた魅力がきらめきつつ、すべての物語が奇跡的に連動していきます。『トレンケ・ラウケン』を見る前もしくは見た後に、シタレラたちが織りなす壮大な世界の秘密にもっと近づいてみませんか。

オステンデ
 ラジオのクイズコンテストの懸賞で、ブエノスアイレス近郊オステンデのホテルを訪れたラウラ。だがリゾートはシーズンオフ。後から合流する彼氏を待つ間、彼女は2人の若い女を連れた中年男を観察しはじめる。男の奇妙な態度に好奇心をくすぐられ、密かにくり広げられているかもしれない中年男をめぐる物語を解き明かそうと想像をふくらませてゆくが…。ヒッチコックやロメールへ目配せをしつつ、日常に潜むフィクションにのめり込む女性を描いた監督デビュー作。シタレラは『トレンケ・ラウケン』に連なるサーガの一篇であり、異なる世界にいる同じ登場人物の物語だと語っている。(85分)

ドッグ・レディ
  ひとりの女性がたくさんの犬に囲まれて、平原を横切っていく。彼女はブエノスアイレス郊外の空き地に自らの手で建てた小屋で、10匹の犬とともにひっそりと暮らしている。金も使わず、言葉も喋らず、社会からはみ出たような謎の女。だが無秩序に肥大化した大都市の周縁には、彼女のような謎が謎のままで存在できる世界が広がっている。狩りに出て、食事をし、水辺を眺め、やがて死ぬ。そんな原初的な自由が許された世界の、彼女は名もなき観察者なのかもしれない。主人公を演じるのはエル・パンペロのマリアノ・ジナスの姉ベロニカ・ジナス。ベロニカの発案をシタレラと共同監督した作品。 (98分)

詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く
 もしも、詩と映画を対峙させたら何が語られるのか? フアナ・ビニョッシという詩人が死んだ。彼女の詩を世に遺したいと願う若い詩人メルセデス・ハルフォンは、ラウラ・シタレラたちとビニョッシについての映画を作ることにする。遺品を整理しながらビニョッシの詩に向き合う女性たち。プロットもなくはじまったこのプロジェクトは、彼女たちが予想だにしなかった複雑で繊細なものへと進化していく。『トレンケ・ラウケン』と同時期に制作された今作では、アレクサンドラ・コロンタイや書物への書き込みといった共通のエピソードが語られ、シタレラ作品の最重要テーマである「共同体への希求」が、軽やかに切実に記録されている。(90分)(公式サイトより)

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