• 2025年5月10日公開

    ボリビア/ウカマウ集団の軌跡

    アンデス地域の先住民の視点に立った映画づくりで、
    世界に衝撃を与えた、ボリビアの映画集団ウカマウの軌跡を展観する。
    公式HP
    https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/
    上映時間

    5月10日(土)〜5月23日(金)

    5/10(土)
     16:15 女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史-
     18:45 第一の敵
    5/11(日)
     16:15 30年後 -ふたりのボリビア兵-
     18:30 鳥の歌
    5/12(月)
     16:15 地下の民
     18:40 落盤&コンドルの血
    5/14(水)
     16:15 第一の敵
     18:15 女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史-
    5/15(木)
     16:15 鳥の歌
     18:15 30年後 -ふたりのボリビア兵-
    5/16(金)
     16:15 落盤&コンドルの血
     18:10 地下の民
    5/17(土)
     11:00 30年後 -ふたりのボリビア兵-
    5/18(日)
     11:00 女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史-
    5/19(月)
     11:00 第一の敵
    5/21(水)
     11:00 地下の民
    5/22(木)
     11:00 30年後 -ふたりのボリビア兵-
    5/23(金)
     11:00 女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史-

    ※5/13・20は定休日です。

    特別鑑賞券(3プログラム券)
    (5/9(金)まで販売) 一般3300円

    当日券(1プログラム券)
    一般 1500円 大学生 1300円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1100円 会員 1300円 学生・シニア会員 1100円

    トークイベント
    5月10日(土)16:15の上映後 太田昌国さん(シネマテーク・インディアス)
南米ボリビアの映画製作集団ウカマウ。世界に新しい映画の波をもたらしたヌーヴェルヴァーグと時を同じく、白人層に力が集中していたボリビアで、住民の半数以上を占める先住民(アイマラ人やケチュア人ら)に無関係な映画を作ることはできないと考えたホルヘ・サンヒネスらを中心に、1962年に活動を開始。今もなお世界に訴えかける映画製作を続けている。その影響力は、中南米、欧米にとどまらずアジアの映画作家に及んでいる。

女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史-
[初公開] スペイン植民地支配からの解放闘争を担った実在の女性、フアナ・アスルドゥイ(1780~1862)。映画は、ボリビアが独立を宣言した1825年、チュキサカ(現スクレ)にあるフアナの質素な住まいを、後に、ボリビアの国名の由来となるシモン・ボリーバルと、ボリビアの初代大統領となるアントニオ・ホセ・デ・スクレが訪ねるところから始まる。サンヒネス監督は「私の中で常に何かをかき立ててくれた人物。19世紀という時代の植民地主義者や宗教者の偏見と闘い、女性の、人間の、母親の権利獲得のためにゲリラ兵士となった。多くの女性たちに、とりわけ観てほしい」と語っている。(103分)

30年後 -ふたりのボリビア兵-
[初公開] ボリビア現代史の重要な事件・チャコ戦争(隣国パラグアイとの間で1932年から35年にかけて戦われた)で、同じボリビア軍に属していた白人で裕福な家庭出身のギレェルモとアイマラ人で貧農のセバスティアン。ギレェルモが、負傷したセバスティアンを救ったことから、ふたりの間には友情が育まれる。上官の人種差別的振る舞いに反抗し、軍事裁判で死刑判決を受けるギレェルモ。兵営から脱走を図り、セバスティアンも彼に同行するが、やがて二人は真逆の方向の道を辿ってゆく……。白人と先住民のステレオタイプなイメージを打ち壊し、融和の道を探す最新作。(105分)

落盤
 掘り尽くしたと見做して鉱山企業が見捨てた危険な場所で採石する鉱夫たちを描く。(20分)

コンドルの血
 アンデスの一寒村に医療チームを名乗ってやってきた北米人たちは、診療所で何をしていたのか? 現実の出来事を題材に、先住民女性に対する強制的な不妊化手術の実態を描く。北米「平和部隊」の国外追放を実現した話題作。(71分)

第一の敵
 都市からやってきたゲリラと貧農の出会いから、反地主・反帝国主義の共同闘争の過程を描く。1980年日本で最初に紹介されたウカマウ集団の作品で、この映画が高い評価を得て、その後45年続く自主上映・共同製作の基盤をつくった。(98分)

地下の民
 街に暮らしてきた先住民セバスチャンは、かつて追放された村に帰る決意を固めた。現実と虚構、過去と現在を交錯させた大胆な手法で、過去への償いの旅を続ける男を通して、民族的アイデンティティの喪失と再生を描いた力作。(125分)

鳥の歌
 16世紀、アンデスを「征服」したスペイン人遠征隊の事業を批判的に捉える映画を作ろうとした映画スタッフが、ロケ地の先住民村で直面した現実とは?「ここから出ていけ」とまで迫られた映画人たちがたどる内省の過程を描く。ジェラルディン・チャプリン主演。(100分)(公式サイトより)

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